「子どもだけは、キレイな歯並びにしあげたい」「キチンとした噛みめるようにしてあげたい」と願う親御さんの気持ちは本当によくわかります。
とくに、自分の歯並びや噛み合わせに、何らかのコンプレックスを感じている場合はなおさらですよね。
でも、矯正治療は痛いってよくきくけど、「治療中の痛みに耐えられるかな・・・」「途中で、嫌になったりしないだろうか・・・」と心配になる親御さんの気持ちもよくわかります。
ただし、小児期に行う歯列矯正は、お子さんが成長期であることが良い方向に作用して、わたし達が想像するよりもはるかに少ない痛みで治療をすることができます。
そのため、治療中にお子さんが強い痛みを感じたり、痛みが原因で中断したりという心配をする必要はあまりないのです。
痛みに弱くても大丈夫!
小児矯正をはじめると、歯の痛みは必ず発生します。
この治療中に発生する痛みを心配して、矯正相談に行くことを躊躇(ちゅうちょ)している保護者の方も非常に多いのではないでしょうか?
だって、子どもが痛がる様子なんて、見たくないですものね。
ただし、沢山の子どもたちがすでにはじめていることからも分かるように、小児矯正は小さなお子さんでも容易に受け入れることができます。
なぜなら、小児矯正における歯の痛みは極端に少ないからです。
そのため、痛みに弱いタイプのお子さんでも、途中で中断することなく矯正治療を続けることができるのです。
保護者の負担も心配なし
小学校低学年のうちに歯列矯正をはじめることで、痛みが少ない格好で歯列矯正することができます。
それによる最大の利点は、子どもが歯医者を嫌がらないということです。
これって、保護者にとっては、非常にありがいことだとはおもいませんか?
だって、嫌がる子どもを歯医者に連れて行くのって想像以上に大変ですものね。
また、痛みが少ないため、食事が思うようにとれなかったり、元気に遊べなっかったりという心配もありませんよ。
小児の痛みは、噛んだ時だけかんじる痛み
小児期に行う矯正治療で発生する痛みは、ムシ歯の時の痛みのように、じっとしていても感じる痛みではありません。
小児矯正中に発生する痛みは、噛んだときにだけ感じる痛みです。
そのため、友だちと遊んだり、学校で授業を受けていたりする際には、忘れてしまっている程度の痛みということもできます。
ただし、ごはんやおやつを食べる際は、すこし強めに痛みを感じることがあります。
そのため、痛みを強く感じる際は、普段よりゆっくり噛むようにしたり、柔らかめの食事をとるようにしたりするなどの工夫が必要になるかもしれません。
ただし、その痛みも、矯正装置をつけて2〜3日後には気にならない程度にまでおさまります。
そのため、2〜3日後には、普段と変わらない食事ができるようになるはずです。
まとめ
小児期に行う矯正治療でお子さんが感じる痛みは、わたし達が心配するよりも弱く、短期間でおさまる痛みです。
そのため、痛みに弱いタイプのお子さんであっても、矯正装置を容易に受け入れることができます。
事実、わたしのクリニックで治療を行っているお子さんで、矯正治療による痛みが原因で治療ができなかったり、中断したりするケースは経験していません。
小児期に矯正治療を行うことで、お子さんにとっては、むしろ痛みが少ない格好で治療を受けることができると言い換えることもできます。
これまで矯正治療中の痛みを心配して躊躇していた保護者の方も、安心してお子さんを矯正相談に連れて行くことができるのではないでしょうか!