こんにちは、浦田直樹です。
現在、私は神奈川県の歯科医院で矯正専門医(インプラントや審美歯科など、自費治療を専門とする歯科医師)として働いています。
歯科医師としては、約20年の実績があります。しかし、矯正歯科だけをずっと行 ってきたわけではありません。
小児歯科を8年間、一般歯科を5年間行いながら、矯正歯科に携わってきました。 そのため、矯正専門医としては、かなり異色の経歴といえると思います。
なぜ、このような特殊な経歴になったかというと、私の弟が関係しています。
20歳までは生きられない」と言われた弟
私には、二人の弟がいます。3歳下の弟と、6歳下の弟です。しかし、上の2人と は違って、一番下の弟は小さい頃から病弱でした。
うなだれた格好で、いつも口をポカンとあけ、非常に青白い顔をしていたので す。食事の時は、ペチャペチャと舐めるようにしか食べることができませ ん。しっかりと食べることができないため、身体もガリガリの状態です。
そのため、小児科の医者からは、「20歳まで生きられないかもしれない」と、ハッキリと言われたこともあります。
さらに弟は、言葉もハッキリと発音することもできませんでした。就学児健診 の際には、「言語障害児(げんごしょうがいじ)」の診断を受けます。
そのため、小学校では、同級性とは一緒に学ぶことができず、特殊学級に通うことになりました。これには、両親もひどく落胆したようです。
小学校2年生になると、遅ればせながら弟の前歯も永久歯へ生えかわり始めます。しかし、弟の前歯は、兄2人とは明らかに違う格好でした。
ひどく乱雑に並んだ格好の歯並びです。しっかりと咬んで食事することができな かったため、顎骨が十分に発達することができなかったのでしょう。
矯正治療によって救われた弟
当時、弟は,「ことばの教室」に通っていました。そこでは、言語聴覚士(げんごちょうかくし)による言語指導や発音訓練を受けことができるからです。
そのため、弟の歯並びの異常についても、言語聴覚士の先生に相談することにしました。すると、意外なことを知ることができました。
歯列矯正は、言語障害の改善に非常に有効だというのです。しかも、矯正歯科の中には、言語聴覚士が勤務し、言語障害について積極的に取り組むところがあるというのです。
そこで、私の両親は言語聴覚士の先生に、言語障害にも積極的に取り組んでいる矯正歯科の紹介をお願いしました。
すると、車で片道3時間ほどかかるところに、目的の矯正歯科医院を見つけることができたのです。
両親と弟は、小学校二年生から中学卒業までの8年間、この歯科医院に通院することになります。
ただ、幸運なことに、この歯科医院では矯正治療だけでなく、食べ方の訓練や鼻呼吸の指導も積極的に行っていました。
なぜ、そのような指導まで行っていたかというと、食べ方の訓練や鼻呼吸のトレーニングをすることで総合的な回復を見込めるからです。
また、子供が健やかに成長するためには、「食べる」「話す」「呼吸する」の3つが正常に機能することが重要であると、この矯正歯科では考えていました。
通院して2年ほどすると、私たち家族の目にも明らかに分かるくらい弟の様子が変化したのがわかりました。
普段の姿勢がよくなり、食事もしっかりとした量が摂れるようになったのです。なにより、病気をあまりしなくなったのが驚きでした。
言葉もだんだんと明瞭になり、遅れ気味だった勉強も徐々に同級性についていけるようになりました。
歯の矯正治療に通っただけで弟が人並みの状態になったわけですが、当時の私にはこれが不思議でした。これを弟が通院していた院長に質問すると、弟のようなケースは決して珍しいことではないそうです。
歯並びや噛み合わせを整えたり、矯正治療で鼻の通りをよくしたりすることで、全身の栄養状態が良くなるだけでなく、血液中の酸素濃度が高く保たれるようになるからです。
中学生になると、針金やブラケットなどの矯正装置をつけて、本格的な歯列矯正を開始しました。そうすると、弟の体力も同級生に見劣りしないくらいになり、言葉や勉強も標準並みといえるような状態になったのです。
「20歳までは生きられない」と言われたショッキングな出来事が、今では家族の 笑い話になったのです。本当に、有り難いことです。
弟が健康になった様子や、両親が安堵する姿をみて、私は弟を救ってくれた矯正医と言語聴覚士の方に心から感謝しました。そして、「私も、弟のように身体の弱い子供を救う矯正医になりたい」と、強く思うようになったのです。
大学卒業後の進路
こうしたことから私は一生懸命に勉強し、なんとか国立大学の歯学部に入学することができました。ただし、大学在籍中に矯正治療について深く学ぶことはありませんでした。
矯正治療を学ぶためには、矯正歯科講座に在籍し、大学卒業後に学ぶ必要があるからです。しかし、私は、矯正歯科講座に残ることは考えませんでした。
なぜなら、大学で行っている矯正治療は、「歯並びや噛み合わせなどの形態を整えるだけの治療」に感じたからです。大学の矯正治療は、「歯並びや噛み合わせなどの形態を整えれば、機能は自然に回復する」という方針でした。
そのため、小児歯科と一般 歯科を学びながら、矯正医として働く道を選ぶことにしたのです。
「歯並びや噛み合わせを悪くする原因や、歯並びや噛み合わせ異常を放置した結 末についてもしっかり理解したうえで、歯列矯正を行うべき」と考えました。小児歯科では、矯正治療を受けた子供の成長過程だけでなく、矯正治療を受けなかった子供の成長過程についても長期にわたって経過をみることができるのです。
そのおかげで、広い視野で観察し、別の見地から考察しながら矯正治療に取り組むことができるようになったと思います。矯正歯科だけを学んだだけでは、決して習得できなかったはずです。
当サイトの理念
ただ、実際に本格的に歯科矯正医として働きはじめると、この業界の闇を垣間見ることになります。要は、粗悪な歯科医を受診してしまって後悔している患者さんがたくさんいたのです。
受診する患者さんの中で、「矯正治療を受けて前よりも悪くなってしまった」という方があまりに多くいました。
初めから私を受診してくれれば何も問題が起こらなかったものの、ダメな歯医者を受診してしまった結果、大切なお金と歯の健康の両方を失う患者さんがたくさんいることに気が付きました。
ただ、私が相手できる患者さんの数は限られていますし、遠くに住んでいる人が歯科矯正のために私の歯科医院を何度も受診するのは現実的ではありません。
ただ、私にはこれまで矯正歯科の業界で働いてきた経験から、「優れた矯正歯科医がどこにいるのか」に関するネットワークをもっています。そこで、「優れた矯正歯科医を紹介する仕組み」があれば、多くの患者さんを救うことができるのではないかと考え、当サイトを立ち上げました。
私には、学会やセミナーで知りあった歯科医師や歯科衛生士の仲間が全国にたくさんいます。また、歯科の矯正医だけでなく、小児歯科および一般歯科の関係者も知っているため、矯正医の評価を公正かつ客観的に行うことが可能です。
これから歯列矯正が必要となる方すべてに、「安心して受けることができる医療」「満足できる医療」を届けることが当サイトの使命と考えています。
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矯正治療で後悔しないためには、歯科医院選びがもっとも重要です。どの矯正歯科で治療を受けるのかによって、結果がまったく違うからです。
粗悪な歯科医を選んでしまって、矯正治療が失敗したり、治療結果に納得できなかったりすると、お金や時間などすべてが無駄になります。
しかし、実際に歯科医院探しをしてみると、「実績のある矯正歯科を、どのようにして見つけたらいいかわからない」「その歯科医院が本当に信頼できるかどうか判断できない」と困っている人がほとんどです。
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当サイトを利用したからといって、必ずその歯科医院にお願いしなければ行けないというわけではありません。ただ、どの歯科医院も非常にすぐれているため、必ず満足のいく治療を実現できます。