歯の表面にブラケットを貼りつけたり、複雑に曲げたワイヤーで歯列矯正したりする時代はもはや終わった・・・そのように感じるのは、私だけでしょうか?
アメリカでは歯列矯正をはじめる方の10人のうち7人が、マウスピース矯正で治療することを選択する時代にすでに突入しています。
もはや、歯を動かすためにブラケットを貼りつけたり、ワイヤーを調整したりする治療法が稀になっているのです。
このような状況になった背景には、マウスピース矯正を選択する方が、圧倒的にメリットが多いという事実があるからです。
そのため、ここではマウスピース矯正におけるメリットと、デメリットについて詳しく説明しています。
近い将来、マウスピース矯正を選択する方の割合が、日本でも急激に増加するはずです。
これを読むことによって、これから矯正治療をはじめようと考えている方は、「あの時、マウスピース矯正を選択しておくべきだった・・・」と後悔しないようにしてください。
マウスピース矯正治療とは
インビザライン
「マウスピース矯正」とは、透明なマウスピースを用いておこなう矯正治療法のことです。
ワイヤー矯正のように歯の表面にブラケットを貼りつけたり、複雑に曲げたワイヤーを用いたりする必要はありません。
患者さんは、透明のマウスピースをただ装着するだけでよいのです。しかも、従来のワイヤー矯正と同等、もしくはそれ以上の治療効果を得ることができる画期的な治療法なのです。
マウスピース矯正の3大メリット
メリット1
矯正装置が目立たない
マウスピース矯正で使用する装置は、透明なマウスピースです。そのため、矯正装置が過度に目立つことはありません。
矯正治療していることを周囲に気づかれない格好で、歯列矯正することが可能です。
メリット2
治療中の痛みが少ない
マウスピース矯正で使用するマウスピースは、軟らかい材質でつくられています。そのため、歯に対して過度に強いチカラが加わることはありません。
ブラケットやワイヤーを用いる歯列矯正と比べて、はるかに痛みのない格好で治療することが可能なのです。
メリット3
治療期間が短い
ブラケットやワイヤーを用いる歯列矯正と比べて、マウスピース矯正でははるかに短い期間で矯正治療を完了することができます。
なぜなら、マウスピース矯正における歯の移動は、コンピューター上ですべてプログラミングするからです。
そのため、最も効率の良い格好で歯を移動したり、噛み合わせをつくったりすることができるからです。
オーソパルス®
「オーソパルス®」とは、歯根の周りの細胞を活性化することができる医療機器です。
オーソパルスを併用することによって、マウスピース矯正の治療期間を2分の1程度にまで短縮することができます。
他にもいっぱいあるマウスピース矯正のメリット
食事に影響しない
マウスピース矯正で使用するマウスピースは、着脱可能な装置です。食事の際は、マウスピースを取り外した状態で食べることができます。
ワイヤーを用いる歯列矯正のように食べものが装置に挟(はさ)まったり、装置を壊してしまったりする心配がありません。
友人との食事会に行ったり、大切な人とデートしたり、矯正治療していても今までどおりに楽しむことができます。
歯磨きが簡単
歯磨きも、マウスピースを取り外した状態で行います。そのため、矯正治療中でも、簡単に歯磨きすることができます。
ワイヤーやブラケットを用いる矯正治療のように、虫歯が何本も発生したり、口臭が発生したりする心配がないのです。
治療中のトラブルが少ない
マウスピース矯正は、非常にシンプルです。ブラケットを歯に貼りつけたり、ワイヤーを装着したりする必要はありません。
そのため、「装置が外れた・・・」「装置が壊れた・・・」など、矯正治療中のトラブルがほとんど起こらないのが特徴です。
まとめ
マウスピース矯正は、痛みが少なく、違和感も少ない治療法です。そのため、患者さんにとって身体への負担がすくなく、非常に受け入れやすい治療法といえます。
一方、歯科医側からみても、マウスピース矯正は非常に魅力的です。なぜなら、マウスピース矯正の治療成績が優れているというだけでなく、安全に治療することができるという確信があるからです。
そのため、マウスピース矯正は、日本でもアメリカ同様に主流の治療法になるものと予想できます。
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