あなたは、「自分の顔が、ジャクレ顔」に、劣等感をもっていませんか?
もし、解決策を知らず悩んでいるのだとしたら、ぜひ、この文章を読んでください。きっと、あなたのコンプレックスを、解消してくれる方法がみつかります。
しゃくれ顔のことを、別の言い方で「三日月様顔貌(みかづきがんぼう)」ともいいますが、気にしている方が非常に多いです。
中には、「歯ならびを変えても、しゃくれ顔は変わらないのでは」と思い込んでいる方も多いようです。
ここでは、受け口の噛み合わせが強いと、しゃくれ顔になる原因と、その治療法について説明していきます。
しゃくれ顔になる原因
骨格の異常
しゃくれ顔になるは、受け口の噛み合わせになっていることだけが原因なのではありません。
事実、噛み合わせは正常なのに、顔はしゃくれているというケースも多く見かけます。また、口の中は受け口の噛み合わせなのに、しゃくれ顔には見えないというケースも少なくないのです。
それでは、しゃくれ顔になる原因は何なのでしょうか? 何の影響により、しゃくれ顔になってしまうのでしょうか?
しゃくれ顔になる原因には、「骨格(こっかっく)」が大きく関係しています。つまり、歯の噛み合わせだけが原因でしゃくれ顔になるのではなく、アゴ骨の大きさに異常があることが原因でしゃくれ顔になっていたのです。
下アゴが大きい
しゃくれ感が強いケースは、下アゴのサイズが大きいことが特徴です。
下アゴが大きく前方へ突出するために、顔の反りかえった印象が強くなってしまうのです。これには、第二次性徴期に起こる下アゴの成長が、大きく関係しています。
思春期に起こる下アゴの成長については、矯正治療でも完全にコントロールすることはできません。 つまり、下アゴがどれだけ大きくなるのかは、すべて遺伝子に組み込まれたプログラミングによるということです。
そのため、小児期に、すでに下アゴが大きい傾向があったケースでは、第二次性徴の時期に下アゴが大きく伸びる可能性があるということができるでしょう。
上アゴが小さい
しゃくれ顔のケースでは、上アゴがひどく小さいことが多いです。
そのため、鼻下部分が通常より大きく凹み、しゃくれた印象を強くしてしまう原因になっているのです。
これについては、小児期に、適切な治療を行っていれば、ある程度予防できたのかもしれません。つまり、幼少期に上のアゴ骨を広げたり、前方へ誘導したりすることができていれば、上アゴを大きくすることができたのです。
適切な時期に、小児期の矯正治療を行っていれば、しゃくれ感はそれほど強く出ることはなかったのです。
矯正治療による改善方法
外科的矯正治療
しゃくれ顔にコンプレックスを強く持っているなら、外科的矯正治療が必要です。外科的矯正治療とは、矯正治療の途中に全身麻酔で行う外科手術を行うものです。
手術の方法については、大きく2つのタイプに分けることができます。
1つ目は、下アゴだけを外科手術で下げる方法です。上のアゴ骨問題がないケースでは、下アゴを下げるだけで、しゃくれ顔を改善することができます。
2つ目は、下アゴだけでなく、上アゴの手術を併用することです。下アゴを下げて、上アゴを前方に出すことで、キレイな口元のバランスをつくることができます。
この上下の手術を行うという方法は、上アゴが小さく、しゃくれ顔が強いケースで非常に有効ということができます。
まとめ
しゃくれ顔に対して、コンプレックスを持っている方は少なくありません。改善する方法があるにも関わらず、ほとんどの方はご存じありません。あなたのコンプレックスは、矯正治療によって解決できるのです。
ただし、歯科医院の中でも、「顎口腔機能診断施設(がくこうくうしんだんしせつ)」の認定を受けている医院を選ぶ必要があります。大きな病院だけでなく、開業医の中にも「顎口腔機能診断施設」の認定を受けている医院が沢山あります。
まずは、顎口腔機能診断施設の認定を受けた歯科医院をみつけたうえで、矯正相談に行くようにして下さい。